二年ほど前、保育士の勉強をしているころに石井桃子さんの『子どもの図書館』という本を図書館で借りて夢中で読みました。
桃子さんが月桂樹の木のあるご自宅で開いていた「かつら文庫」の様子がご自身のことばであたたかく書かれています。「絵本と子どもとこういう関わり方もあるんだ」と、自分の中の夢が広がったとても大切な本になりました。
そして今日、その子ども図書館がきちんと引き継がれて存在していることを知ったのです。
今週末、四月から働く保育園の研修がはじまります。
もちものにスリッパとあり、前から欲しかった藤原千鶴さんのルームシューズを買うことに決め、Zakkaへ。
藤原さんは松本に住まれていて、一月まで通っていた松本の和菓子教室で一度ご一緒したことがあります。とても可愛らしい方でした。ご本人にお会いしたらますます欲しくなってしまったのです。
黒の帆布でうしろがゴムになっているものを選びました。no.は6535。大切に履こう。
そのあとアンノンクック、HBギャラリーを経てクレヨンハウスに行きました。
いま出ているMOE(絵本雑誌)の特集が石井桃子さんだと友だちが教えてくれていたのにすっかり忘れていました。とても内容が濃く、欲しかったけれど我慢してちゃっかり椅子に座って全部読ませていただきました。(なんてありがたい・・・)そこに「東京子ども図書館」が紹介されていたのです。
「東京子ども図書館」は、1950年代から60年代にかけて東京都内4ヶ所ではじめられた家庭文庫が母体となって生まれた私立の図書館です。その4ヶ所のうちの一つが「かつら文庫」というわけです。
東京子ども図書館から出されている季刊「こどもとしょかん」という機関誌がいっしょに並んでいたのでその本とずっと欲しかった佐々木正美さんの「続 子どもへのまなざし」の二冊を買いました。
「絵本」をきっかけにいろんな出会いがあり、考え、少しづつ何かが見えてきたような気がします。
昨年101才でお亡くなりになられた桃子さん。
MOEのなかに書かれていたことばで、こんなものがありました。
「長生きの秘訣はなんですか」と聞かれて「ずっとわたしはわたしだったからじゃないかしら」と答えられたそうです。
手元にないので正確ではないのですが、そんなかんじのものでした。
ずっと自分を信じて自分を生きて生き抜けたらとても幸せだと思います。
神楽坂にある桃子さんのお墓には白とピンクの桃の花がいっしょに咲くそうです。
三月になったらたずねてみようかなと思います。
東京子ども図書館 http://www.tcl.or.jp/index.html
Zakka http://www2.ttcn.ne.jp/zakka-tky.com/